以下回想シーン~
1年目、営業事務として宝塚市の逆瀬川にある不動産仲介の店舗に配属されました。
そこで、営業事務の基本を学び、約半年後、新築販売チームが大規模マンションの販売に携わることになり、その営業事務として抜擢され、そのマンションの販売センターへ異動となりました。
常駐の営業事務が必要とされていなかった新築販売チームに営業事務として関われることは、自分にとって1つ結果を出すチャンスだと思いました。
営業事務がいてこそできるサービスや、営業ツールの構築など、上司や営業マンを支える戦力となる営業事務の存在が不動産仲介の店舗では当たり前に必要とされていて、新築販売チームでもそんな存在になりたいと、今後の新築販売 チームの営業事務の礎をつくってやる!と、やる気いっぱいだったのを今でも覚えています。
しかし蓋を開けてみれば、忙しい毎日で、ただただ接客業に追われる日々。
マンションのモデルルームへは毎日多くの人がご来店されます。
朝から晩まで、来客対応、お子様の相手、忙しい時にはモデルルームの案内もしました。
オープンからしばらく経ち、来場が落ち着いてきて、必要な営業事務となるために何をしたらいいのか考えた時、何が正解なのか、どこを目指すべきなのか答えが見えず呆然としました。
ただ忙しさの中で仕事をしている気になって、自分の出したい結果について何をしたらいいのかを考えてこなかったのだと思います。
とりあえず、不動産仲介の店舗の真似をして書類を整備したり、営業報告書を作ろうと躍起になったり。
ただ、ゴールも分からず、形にするだけの仕事になっていたと思います。
一生懸命頑張りたいと思っている、でも何をどう頑張ればいいのか分からず、考えるというよりは、悩んで前へ進めていませんでした。
目の前に上司やチームメンバーなど応援してくれている人がいたのに、それさえも見えなくて、ただ自分だけで背負っているような気になって、立ち止まってしまいました。
結局、結果を何1つ出すことなく、約1年で私は不動産仲介の店舗へもどされることになりました。
~回想シーン終わり